暑さを乗り切る健康法

atsui.png毎年、梅雨明けより熱中症の疑いで救急搬送される人が増加し、死亡者も見られる状況となります。また、夏には脳梗塞や夏型の過敏性肺炎の患者さんも増加するため、猛暑を健康に過ごせるように、以下の様な生活を心掛けましょう。

まず、朝起きたらコップ一杯の水を飲みましょう。入眠中も発汗はあるため、水分と共にミネラルも失われています。起きてから更に水分が失われると、発汗がなくなることで体内に熱がこもり、脳や内臓にダメージを与えることになります。軽い症状であればめまいや立ちくらみ、筋肉のつりが見られ、中等度では頭痛、吐き気や脱力感で身体に力が入らないといった症状があります。さらに重症になると意識がはっきりしない、けいれんやふらつきが出て立っていられないと言った場合もあります。
こうしたいわゆる脱水症状の対策には、まず水分を摂ることです。朝起きたらコップ一杯、夜寝る前にもコップ1/2杯の水を飲み、日中は状況に応じて1時間くらいごとにコップ1/2杯の水分を補充することが大切です。

また、現在の夏バテは、空調設備の発達で室内と屋外の気温差が大きくなることが多く、これが原因で自律神経のバランスが崩れることにより、身体のだるさや思考力の低下、頭痛やめまいなどの症状が出ることがあります。こうした夏バテの改善のためには、十分な睡眠と休養はもちろん、体調を改善する効果の期待できる食事が大切で、GABAと呼ばれるアミノ酸を含んだチョコレートや、レモン、酢、甘酒といったビタミンB群とアミノ酸を含んだ食物を取り入れることも有効です。

これらをできるだけ心掛け、猛暑を健康的に乗り切ってください。
posted by 登別すずらん病院 病院長コラム at 09:56Comment(0)TrackBack(0)日記

かくれ脱水に要注意! (2016/08/08 更新)

脱水クリア.pngNASA(アメリカ航空宇宙局)の気象学者が「2016年は市場最も暑い夏になる」との予測を発表し、気象庁の全国3ヶ月予報でも「7月から9月にかけての平均気温が観測史上最も高くなる」との予測を発表しています。

そこで注意しなければならないのが「熱中症」で、体内の水分やミネラルのバランスが崩れて症状が出るより前の、いわゆる「かくれ脱水」の段階での対応が重要となります。
体内の水分不足により、汗もかけずにどんどん体温は上昇し、熱中症になりさらに脱水が進行するという悪循環に陥らないためにも、早期に「かくれ脱水」に気付いて対処することが大切なのです。

かくれ脱水の主な兆候としては、
 ・体重が1週間で2%ほど減少する
 ・口渇(口が渇く)
 ・尿が濃くなる
 ・排尿回数が減少する
 ・足がつる
などがあります。
これらの兆候を夏バテと決めつけずに、適切な水分の補給を行ってください。

また、水分補給において大切なのは「吸収力」と「保持力」の高い水分を摂取することで、具体的には以下のようなものが適しています。
第1に、体内への吸収速度の高いものを選ぶことで、水分は小腸で吸収されることから、なるべく早く胃を通過して小腸に達するスポーツドリンクなどが挙げられます。
第2には、水分保持力に優れているものを選ぶこと、これはすぐに尿となって排出されるのではなくて、なるべく体内に留まっていられるものが望ましく、近年スポーツ選手に多く利用されている酸化ミルクプロテイン飲料が挙げられます。この酸化ミルクプロテイン飲料は、体内に水分として留まる時間が長く、また人体で最も水分を多く保持している筋肉を作っているプロテインを含んでいます。結果として、筋肉量が増加することで水分保持力も高くなり、熱中症予防に有効と言われています。

これからの季節、適切な水分の補給により猛暑を健康に過ごせるよう心掛けてください。
posted by 登別すずらん病院 病院長コラム at 14:37Comment(0)TrackBack(0)日記

腸内環境を整えて、免疫力アップ! (2015/11/12 更新)

facilities-img014211121111111111211111.jpg腸は食べ物を消化して栄養を吸収したあと、排泄しているだけではなく、身体を病気から守る「免疫」機能も担っている重要な器官となっています。

「おなかの調子が悪い」「便秘がち」といった状態は、腸からの注意信号で、腸内の細菌のバランスが崩れていることがあります。

腸内には1,000種類以上の細菌が1,000兆個も住んでいて、そのバランスは善玉菌が20%、悪玉菌が10%、その他の菌が70%と言われており、免疫の働きの主となるリンパ球の60%が腸に集中しているとされています。

脂肪の多い食事やストレス、不規則な生活や加齢などにより善玉菌であるビフィズス菌が減少すると、腸内フローラ(腸のお花畑)のバランスが崩れてしまうのです。

腸内環境を整えるためには日常生活を規則正しくするのが基本で、睡眠を十分にとり、野菜類を多く食べ、できるだけストレスを溜めない生活を送ることを心掛け、腸内の劣化を予防するように努めましょう。

悪玉菌は乳酸菌に弱いので、ビフィズス菌の入ったヨーグルトを食べることも効果的です。冬をむかえ、インフルエンザの流行する時期となってきた今、予防接種と免疫力アップで、元気に冬を乗り越えましょう。
posted by 登別すずらん病院 病院長コラム at 15:16Comment(0)TrackBack(0)日記